放物線と直線の公式|y=ax²との交点・直線の式 y=a(p+q)x−apq の証明・三角形の面積の求め方と例題【高校受験】

放物線と直線の公式|y=ax²との交点・直線の式 y=a(p+q)x−apq の証明・三角形の面積の求め方と例題【高校受験】

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高校受験

y=a(p+q)x−apq,△OAB=12×OC×(q−p)y=a(p+q)x-apq,\qquad \triangle OAB=\frac{1}{2}\times OC\times(q-p)

放物線 y=ax2y=ax^2 上の xx 座標 p, qp,\ q の2点。C は直線と yy 軸の交点

この公式のポイント

  • 直線 AB の傾き=a(p+q)、切片=−apq
  • 交点の x 座標は ax²=mx+n を解く
  • △OAB は y 軸で2つに分ける
  • 面積=½×OC×(x 座標の差)
うかるくん

うかるくん

放物線と直線の三角形、ななめの辺ばかりで面積が出せないよ。

合格先生

合格先生

y軸で2つに分けるんだ。底辺はどちらも OC、高さは x 座標のきょりで、½×OC×(q−p) になるぞ。

放物線と直線の公式

放物線 y=ax2y=ax^2 と直線が交わる問題は、高校入試の関数の大問でいちばんよく出る形です。交点の xx 座標さえ分かれば、直線の式も三角形の面積もすぐに求められます。

放物線 y=ax² 上の2点 A, B(x 座標 p, q)

直線 AB の式

y=a(p+q) x−apqy=a(p+q)\,x-apq

傾きは a(p+q)a(p+q)、切片は −apq-apq。

三角形 OAB の面積(p<0<qp<0<q、直線 AB と yy 軸の交点を C とする)

△OAB=12×OC×(q−p)\triangle OAB=\frac{1}{2}\times OC\times(q-p)

交点の求め方:y=ax2y=ax^2 と y=mx+ny=mx+n の交点の xx 座標は、ax2=mx+nax^2=mx+n の解。

xyOA(−2, 2)B(4, 8)C(0, 4)y=½x²y=x+4傾き½×(−2+4)=1切片−½×(−2)×4=4
y=½x² 上の A(−2, 2)、B(4, 8)。直線 AB は y=x+4

証明

直線 AB の傾きと切片

A(p, ap2)(p,\ ap^2)、B(q, aq2)(q,\ aq^2) とします。傾きは

aq2−ap2q−p=a(q+p)(q−p)q−p=a(p+q)\frac{aq^2-ap^2}{q-p}=\frac{a(q+p)(q-p)}{q-p}=a(p+q)

直線の式を y=a(p+q)x+ny=a(p+q)x+n とおいて A を通る条件を入れると、ap2=a(p+q)p+nap^2=a(p+q)p+n より n=ap2−ap2−apq=−apqn=ap^2-ap^2-apq=-apq。よって y=a(p+q)x−apqy=a(p+q)x-apq です。傾きは「変化の割合」と同じものです。

三角形 OAB の面積

p<0<qp<0<q のとき、yy 軸で △OAB を △OAC と △OBC に分けます。どちらも底辺を OC(yy 軸上)とすると、高さは A, B から yy 軸までの横のきょり、つまり −p-p と qq です。

△OAB=12×OC×(−p)+12×OC×q=12×OC×(q−p)\triangle OAB=\frac{1}{2}\times OC\times(-p)+\frac{1}{2}\times OC\times q=\frac{1}{2}\times OC\times(q-p)

q−pq-p は A と B の xx 座標の差です。a>0a>0 なら OC=−apq-apq なので、△OAB=−12apq(q−p)\triangle OAB=-\dfrac{1}{2}apq(q-p) とも書けます。

xyO24OC=4ABC△OAC=½×4×2△OBC=½×4×4△OAB=½×4×(2+4)=12
y 軸で2つに分けると、底辺はどちらも OC、高さは x 座標のきょり

高校受験(中学数学)での使い方

高校受験

例題1(直線の式と面積)

放物線 y=12x2y=\dfrac{1}{2}x^2 上に、xx 座標が −2-2、44 の点 A、B があります。(1) 直線 AB の式を求めなさい。(2) △OAB の面積を求めなさい。

解き方

(1) 傾き 12×(−2+4)=1\dfrac{1}{2}\times(-2+4)=1、切片 −12×(−2)×4=4-\dfrac{1}{2}\times(-2)\times4=4。y=x+4y=x+4(A(−2, 2)(-2,\ 2)、B(4, 8)(4,\ 8) を代入して確かめられる)。

(2) C(0, 4)(0,\ 4) で OC=4。△OAB=12×4×{4−(−2)}=12\triangle OAB=\dfrac{1}{2}\times4\times\{4-(-2)\}=12。

答え (1) y=x+4y=x+4 (2) 1212

高校受験

例題2(交点を求める)

放物線 y=x2y=x^2 と直線 y=x+6y=x+6 の交点を A、B(A の xx 座標が小さいほう)とします。△OAB の面積を求めなさい。

解き方

x2=x+6x^2=x+6 より x2−x−6=0x^2-x-6=0、(x+2)(x−3)=0(x+2)(x-3)=0、x=−2, 3x=-2,\ 3。A(−2, 4)(-2,\ 4)、B(3, 9)(3,\ 9)。

直線と yy 軸の交点は (0, 6)(0,\ 6) なので、△OAB=12×6×{3−(−2)}=15\triangle OAB=\dfrac{1}{2}\times6\times\{3-(-2)\}=15。

答え 1515

高校受験

例題3(等積変形)

例題1の放物線上で、xx 座標が 00 と 44 の間にある点 P を、△PAB の面積が △OAB と等しくなるようにとります。P の座標を求めなさい。

解き方

底辺 AB が共通なので、P は O を通り AB に平行な直線上にあればよい(等積変形)。AB の傾きは1なので、その直線は y=xy=x。

12x2=x\dfrac{1}{2}x^2=x より x(x−2)=0x(x-2)=0、x=0, 2x=0,\ 2。x=0x=0 は O なので、P(2, 2)(2,\ 2)。

答え P(2, 2)(2,\ 2)

xyOABP(2, 2)y=xO を通りAB に平行な直線½x²=x → x=0, 2△PAB=△OAB(等積変形)
O を通り AB に平行な直線と放物線の交点が P。△PAB と △OAB は面積が等しい

よくある間違い

腕でバツを作る合格先生

合格先生

高さに x 座標の和を使うな。−2 と 4 なら、y軸からのきょりは2と4で、合わせて6だ。

  • 切片の符号をまちがえる:切片は −apq-apq。pp が負なら −apq-apq は正になることが多い(例題1では +4+4)。
  • 面積で xx 座標の和を使う:高さは yy 軸からのきょりなので、(−p)+q=q−p(-p)+q=q-p(差)。−2-2 と 44 なら6であって2ではない。
  • 底辺に AB を使って高さを求めようとする:ななめの辺は長さも高さも求めにくい。yy 軸で分けて、底辺を OC にする。

練習問題

○の札を持つうかるくん

うかるくん

傾き a(p+q)、切片 −apq で直線の式もすぐだ!

  1. 高校受験 放物線 y=2x2y=2x^2 上に、xx 座標が −1-1、22 の点 A、B があります。直線 AB の式と △OAB の面積を求めなさい。
    答えと解説を見る傾き 2×(−1+2)=22\times(-1+2)=2、切片 −2×(−1)×2=4-2\times(-1)\times2=4 で y=2x+4y=2x+4。面積 12×4×{2−(−1)}=6\dfrac{1}{2}\times4\times\{2-(-1)\}=6。答え y=2x+4y=2x+4、面積 66
  2. 高校受験 例題1(y=12x2y=\dfrac{1}{2}x^2、A(−2, 2)(-2,\ 2)、B(4, 8)(4,\ 8))で、原点 O を通り △OAB の面積を2等分する直線の式を求めなさい。
    答えと解説を見るO を通って面積を2等分する直線は、辺 AB の中点を通る。中点は (−2+42, 2+82)=(1, 5)\left(\dfrac{-2+4}{2},\ \dfrac{2+8}{2}\right)=(1,\ 5) なので y=5xy=5x。答え y=5xy=5x
  3. 高校受験 放物線 y=ax2y=ax^2 が点 A(−3, 3)(-3,\ 3) を通ります。この放物線上の xx 座標が 66 の点を B とするとき、aa の値と △OAB の面積を求めなさい。
    答えと解説を見る3=9a3=9a より a=13a=\dfrac{1}{3}。B(6, 12)(6,\ 12)。直線 AB は傾き 13×(−3+6)=1\dfrac{1}{3}\times(-3+6)=1、切片 −13×(−3)×6=6-\dfrac{1}{3}\times(-3)\times6=6。面積 12×6×{6−(−3)}=27\dfrac{1}{2}\times6\times\{6-(-3)\}=27。答え a=13a=\dfrac{1}{3}、面積 2727

関連する公式

よくある質問

放物線 y=ax² 上の2点を通る直線の式は?

x 座標が p, q の2点を通る直線は y=a(p+q)x−apq です。傾きが a(p+q)、切片が −apq です。

放物線と直線でできる三角形 OAB の面積の求め方は?

直線と y 軸の交点を C とし、y 軸で2つの三角形に分けます。底辺を OC、高さを A, B の x 座標のきょりとして、½×OC×(q−p) です。

放物線と直線の交点の求め方は?

2つの式を連立して、ax²=mx+n という二次方程式を解きます。解が交点の x 座標です。

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出典・参考

  • 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)」数学 第3学年(関数 y=ax²)

最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦