変化の割合の公式 a(p+q)|y=ax²の変化の割合の求め方と証明・平均の速さ・一次関数とのちがいと例題【高校受験】

変化の割合の公式 a(p+q)|y=ax²の変化の割合の求め方と証明・平均の速さ・一次関数とのちがいと例題【高校受験】

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高校受験

変化の割合=aq2−ap2q−p=a(p+q)\text{変化の割合}=\frac{aq^2-ap^2}{q-p}=a(p+q)

関数 y=ax2y=ax^2 で xx が pp から qq まで増加するとき

この公式のポイント

  • 変化の割合=yの増加量÷xの増加量
  • y=ax² ならa(p+q)(a×はじめと終わりの和)
  • グラフ上の2点を通る直線の傾きと同じ
  • 一次関数とちがい、区間によって変わる
うかるくん

うかるくん

y=ax² の変化の割合って、一次関数みたいに a じゃないの?

合格先生

合格先生

ちがう。x が p から q まで増えるときは a(p+q) だ。q²−p² を因数分解して約分すると出てくるぞ。

変化の割合の公式(y=ax²)

変化の割合は「xx が増えた分に対して、yy がどれだけ増えたか」を表す数です。関数 y=ax2y=ax^2 では、計算しなくても公式1つで求められます。

関数 y=ax² の変化の割合

変化の割合=y の増加量x の増加量\text{変化の割合}=\dfrac{y\text{ の増加量}}{x\text{ の増加量}}

y=ax2y=ax^2 で、xx が pp から qq まで増加するとき

変化の割合=a(p+q)\text{変化の割合}=a(p+q)

これは、グラフ上の2点 (p, ap2)(p,\ ap^2)、(q, aq2)(q,\ aq^2) を通る直線の傾きと同じ。

xyO1234xの増加 2y の増加 4A(1, ½)B(3, 9/2)y=½x²変化の割合= y の増加 ÷ x の増加= 4 ÷ 2 = 2= ½ ×(1+3)= 直線 AB の傾き
y=½x² で x が1から3まで増えると、y は4増える。変化の割合は2=½×(1+3)

証明

x=px=p のとき y=ap2y=ap^2、x=qx=q のとき y=aq2y=aq^2 です。

変化の割合=aq2−ap2q−p=a(q2−p2)q−p=a(q+p)(q−p)q−p=a(p+q)\text{変化の割合}=\frac{aq^2-ap^2}{q-p}=\frac{a(q^2-p^2)}{q-p}=\frac{a(q+p)(q-p)}{q-p}=a(p+q)

とちゅうで、因数分解 q2−p2=(q+p)(q−p)q^2-p^2=(q+p)(q-p) を使いました。p≠qp\neq q なので q−pq-p で約分できます。

一次関数 y=ax+by=ax+b の変化の割合は、どこでも一定で aa でした。y=ax2y=ax^2 の変化の割合 a(p+q)a(p+q) は、pp と qq によって変わります。グラフが曲がっているので、区間ごとに傾きがちがうからです。

xx00112233
y=x2y=x^200114499
yy の増加+1+1+3+3+5+5
xy123149+1+3+5y=x²x が1ずつ増えると0→1:1=1×(0+1)1→2:3=1×(1+2)2→3:5=1×(2+3)一次関数とちがい、区間によって変わる
y=x² では、x が同じだけ増えても y の増え方がだんだん大きくなる

高校受験(中学数学)での使い方

高校受験

例題1(基本)

関数 y=2x2y=2x^2 で、xx の値が 11 から 33 まで増加するときの変化の割合を求めなさい。

解き方

公式で 2×(1+3)=82\times(1+3)=8。

確かめ:x=1x=1 で y=2y=2、x=3x=3 で y=18y=18。18−23−1=162=8\dfrac{18-2}{3-1}=\dfrac{16}{2}=8。

答え 88

高校受験

例題2(a が負・x が負)

関数 y=−x2y=-x^2 で、xx の値が −4-4 から −1-1 まで増加するときの変化の割合を求めなさい。

解き方

公式で −1×{(−4)+(−1)}=−1×(−5)=5-1\times\{(-4)+(-1)\}=-1\times(-5)=5。

確かめ:x=−4x=-4 で y=−16y=-16、x=−1x=-1 で y=−1y=-1。−1−(−16)−1−(−4)=153=5\dfrac{-1-(-16)}{-1-(-4)}=\dfrac{15}{3}=5。

答え 55

高校受験

例題3(平均の速さ)

斜面でボールを転がすと、転がり始めてから xx 秒間に進む距離 yy m は y=3x2y=3x^2 で表されました。転がり始めて2秒後から4秒後までの平均の速さを求めなさい。

解き方

平均の速さ=進んだ距離÷かかった時間=変化の割合。公式で 3×(2+4)=183\times(2+4)=18。

確かめ:2秒で 12 m、4秒で 48 m。48−124−2=18\dfrac{48-12}{4-2}=18。

答え 毎秒 1818 m

よくある間違い

腕でバツを作る合格先生

合格先生

変化の割合を a と答えるのは一次関数だけだ。y=ax² では区間によって変わるぞ。

  • y=ax2y=ax^2 の変化の割合を aa と答える:aa になるのは一次関数だけ。y=ax2y=ax^2 では a(p+q)a(p+q) で、区間によって変わる。
  • 分母と分子を逆にする:変化の割合は(yy の増加量)÷(xx の増加量)。
  • 負の数の計算で符号をまちがえる:p+qp+q はかっこをつけて {(−4)+(−1)}\{(-4)+(-1)\} のように計算する。

練習問題

体で丸を作る合格先生

合格先生

a に、はじめと終わりの x の和をかける。これだけだ。

  1. 高校受験 関数 y=12x2y=\dfrac{1}{2}x^2 で、xx の値が 22 から 66 まで増加するときの変化の割合を求めなさい。
    答えと解説を見る12×(2+6)=4\dfrac{1}{2}\times(2+6)=4。確かめ:18−26−2=4\dfrac{18-2}{6-2}=4。答え 44
  2. 高校受験 関数 y=ax2y=ax^2 で、xx の値が −2-2 から 44 まで増加するときの変化の割合が −6-6 でした。aa の値を求めなさい。
    答えと解説を見るa×(−2+4)=2a=−6a\times(-2+4)=2a=-6 より a=−3a=-3。確かめ:x=−2x=-2 で y=−12y=-12、x=4x=4 で y=−48y=-48、−48−(−12)6=−6\dfrac{-48-(-12)}{6}=-6。答え a=−3a=-3
  3. 高校受験 関数 y=ax2y=ax^2 で、xx の値が 11 から 33 まで増加するときの変化の割合が、一次関数 y=4x+1y=4x+1 の変化の割合と等しくなりました。aa の値を求めなさい。
    答えと解説を見る一次関数の変化の割合は4。a×(1+3)=4a=4a\times(1+3)=4a=4 より a=1a=1。答え a=1a=1

関連する公式

よくある質問

y=ax² の変化の割合の公式は?

x が p から q まで増加するとき、変化の割合は a(p+q) です。a に、はじめと終わりの x の値の和をかけます。

なぜ変化の割合が a(p+q) になるのですか?

(aq²−ap²)÷(q−p) を、q²−p²=(q+p)(q−p) と因数分解して約分すると a(p+q) になるからです。

一次関数の変化の割合とのちがいは?

一次関数 y=ax+b の変化の割合はどこでも a で一定ですが、y=ax² の変化の割合は x の区間によって変わります。

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出典・参考

  • 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)」数学 第3学年(関数 y=ax²)

最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦