最短経路の道順の解き方と公式|足し算で数える理由・通れない道・必ず通る点の例題【中学受験】

最短経路の道順の解き方と公式|足し算で数える理由・通れない道・必ず通る点の例題【中学受験】

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中学受験

交差点の数=左の数+下の数\text{交差点の数}=\text{左の数}+\text{下の数}

はしは1、通れない道からは足さない、必ず通る点はかけ算

この公式のポイント

  • はしの交差点は1
  • 交差点の数=左の数+下の数
  • 通れない道からは足さない
  • 必ず通る点はかけ算、通らないは全体からひく
うかるくん

うかるくん

道順を全部書き出していたら、とちゅうでわからなくなっちゃった。

合格先生

合格先生

交差点に数を書こう。最後の1歩は左からか下からなので、左の数と下の数を足せばいいんだ。

最短経路の道順の数え方

ごばんの目のような道で、AからBまで遠回りしないで行く道順(最短経路)が何通りあるかを数える問題です。遠回りしないとは、右上のBへ行くなら右か上にだけ進むということです。

道順の数え方(足し算の方法)

  • Aから、まっすぐ行くだけのはしの交差点はすべて1
  • それ以外の交差点は、(左の交差点の数)+(下の交差点の数)
  • 通れない道からは足さない。通れない交差点は0にする
  • 必ず通る点があるときは、(Aからその点まで)×(その点からBまで)
1111112345136101514102035AB左と下の数を足していく → Bまで 35 通り
各交差点に「そこまでの道順の数」を書く。左と下を足していくと、Bまで35通り

なぜ足し算で数えられるのか

右か上にしか進まないので、ある交差点に着く最後の1歩は、「左のとなりの交差点から右へ」来るか、「下のとなりの交差点から上へ」来るかのどちらか1つです。

左の交差点までの道順が3通りあれば、そのあと右へ1歩進む道順も3通り。下の交差点までが3通りなら、そのあと上へ1歩進む道順も3通り。この2つのグループは最後の1歩がちがうので、同じ道順が両方に入ることはありません。また、どの道順もどちらかに必ず入ります。だから、もれなく、重なりなく数えるには足せばよいのです。

111123136最後の1歩は左からか下からのどちらか6 = 3 + 3A
右上の交差点へは、左からか下からのどちらかで来る。だから 3+3=6

はしの交差点が1になるのは、Aからまっすぐ進む1通りしかないからです。こうして、Aに近い交差点から順に数を書いていけば、最後にBの数が答えになります。

(参考)横4・たて3の道では、どの道順も「右4回・上3回」の合わせて7歩です。7歩のうちどこで上に進むか(3か所)を選ぶ数なので、高校で習う組合せでは 7C3=35{}_7\mathrm{C}_3=35 と計算できます。足し算で出した35と同じです。

中学受験(算数)での使い方

中学受験

例題1(基本)

図1のような、横に4区画、たてに3区画の道があります。AからBまで遠回りしないで行く道順は何通りありますか。

解き方

はしの交差点に1を書き、ほかは左と下の数を足します。2段目は 1, 2, 3, 4, 5、3段目は 1, 3, 6, 10, 15、いちばん上は 1, 4, 10, 20, 35。

答え 3535 通り

中学受験

例題2(必ず通る点)

図1の道で、Aから右へ2区画、上へ1区画の交差点Pを必ず通って、Bまで行く道順は何通りですか。

解き方

AからPまで:横2・たて1の道なので3通り。PからBまで:横2・たて2の道なので6通り。

Pまでの3通りのどれにも、そのあとの6通りがつながるので 3×6=183\times6=18(通り)。

答え 1818 通り

中学受験

例題3(通れない道)

図1の道で、Pから上へ1区画の道(図3の×)が工事中で通れません。AからBまで遠回りしないで行く道順は何通りですか。

解き方

×の道を通ってくる数は足しません。×の上の交差点は、左の3だけを受けついで3。そのあとは 3段目が 1, 3, 3, 7, 12、いちばん上が 1, 4, 7, 14, 26。

別の解き方:全部で35通り。×の道を通るのは(AからPまで3通り)×(×の上の点からBまで3通り)=9通り。35−9=2635-9=26。

答え 2626 通り

11111123451337121471426AB×の道からは足さない → Bまで 26 通り
通れない道(×)からは足さない。Bまで26通り

よくある間違い

腕でバツを作る合格先生

合格先生

通れない道を通ってくる数は足してはだめだ。その交差点は、もう一方からの数だけになるぞ。

  • 通れない道の先でも足してしまう:×の道を通ってくる数は足しません。その交差点は、もう一方からの数だけになります。
  • はしの交差点をまちがえる:はしの1は「Aからまっすぐ行ける」交差点だけです。通れない道の先にあるはしの交差点は0になります。
  • 必ず通る点で足し算をする:「Pまで」と「Pから」はつながるので、足すのではなくかけ算です。

練習問題

○の札を持つうかるくん

うかるくん

はしは1、あとは足し算で進めよう。

  1. 中学受験 横に3区画、たてに3区画のごばんの目の道で、左下から右上まで遠回りしないで行く道順は何通りですか。
    答えと解説を見る各段は 1,1,1,1/1,2,3,4/1,3,6,10/1,4,10,20。答え 20通り
  2. 中学受験 横に5区画、たてに2区画の道で、左下から右上まで遠回りしないで行く道順は何通りですか。
    答えと解説を見る各段は 1,1,1,1,1,1/1,2,3,4,5,6/1,3,6,10,15,21。答え 21通り
  3. 中学受験 横に3区画、たてに2区画の道で、左下Aから右へ1区画・上へ1区画の点Pを通って右上Bまで行く道順は何通りですか。また、Pを通らない道順は何通りですか。
    答えと解説を見るAからPまで2通り、PからBまで(横2・たて1)3通りで 2×3=62\times3=6。全部で10通りなので、通らないのは 10−6=410-6=4。答え 通る6通り、通らない4通り

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よくある質問

最短経路の道順はどう数えますか?

はしの交差点に1を書き、ほかの交差点には左と下の数を足した数を書いていきます。ゴールに書いた数が答えです。

なぜ足し算でよいのですか?

ある交差点に着く最後の1歩は、左から来るか下から来るかのどちらか1つなので、2つのグループの数を足せば、もれなく重なりなく数えられるからです。

通れない道があるときは?

その道を通ってくる数は足しません。全体の数から、その道を通る数をひいて求めることもできます。

公式で計算できますか?

横4・たて3なら、7歩のうち上に進む3歩を選ぶ数なので、高校で習う組合せ 7C3=35 でも求められます。

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出典・参考

    最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦