帰一算の解き方と公式|1あたりにそろえる理由・人数×日数の面積図・3つの量(人数・時間・日数)の例題【中学受験】

帰一算の解き方と公式|1あたりにそろえる理由・人数×日数の面積図・3つの量(人数・時間・日数)の例題【中学受験】

合格大作戦 算数・数学公式辞典 › 特殊算

中学受験

1あたりの量=全体÷いくつ分\text{1あたりの量}=\text{全体}\div\text{いくつ分}

仕事の型では、仕事の量=人数×日数(×1日の時間)

この公式のポイント

  • まず1あたりにもどす
  • 比例の型 → 1あたり×いくつ分
  • 仕事の型 → 全部かけて仕事の量
  • 人数がふえると日数はへる(面積図)
うかるくん

うかるくん

人数がふえたら、かかる日数もふえるんじゃないの?

合格先生

合格先生

人数×日数の仕事の量は変わらない。面積図で、たてが長くなれば横は短くなる。だから日数はへるんだ。

帰一算の考え方

帰一算(きいつざん)は、「いくつ分でいくら」から、いったん1つあたりの量にもどして(一に帰して)、ほかの場合を求める特殊算です。

帰一算の2つの型

  • 比例の型(数がふえると全体もふえる):1あたりの量=全体÷いくつ分 → 求める量=1あたり×いくつ分
  • 仕事の型(人数がふえると日数がへる):仕事の量=人数×日数(×1日の時間)→ 求める日数=仕事の量÷(人数×1日の時間)
6本 → 480円÷61本 → 80円(1あたり)×1515本 → 80×15=1200円
いったん1本あたりにもどしてから、15本分にする

なぜ「1あたり」にもどすのか

6本で480円、15本ではいくら?という問題で、15は6でわり切れないので、6本分が何倍かはすぐには分かりません。そこで、どんな本数にも使える「1本分」を先に出します。1本 80円が分かれば、何本でも「80円×本数」で求められます。

仕事の型は「のべ」の量にもどす

「5台の機械で8時間かかる仕事」は、「機械1台が1時間にする仕事」を1とすると、5×8=40 の量の仕事です。たてを台数、横を時間にした面積図では、仕事の量は長方形の面積(マスの数)になります。台数がへっても仕事の量は40のまま変わらないので、4台なら横の長さ(時間)は 40÷4=10 時間になります。台数がへると時間がふえるのは、面積が同じ長方形を、たてを短く横を長くするからです。

5台で8時間5台8時間5×8=404台なら?4台10時間40÷4=10マスの数(仕事の量)はどちらも40で同じ
たて×横=仕事の量。量が同じなら、たてが短くなると横が長くなる

人数・時間・日数のように3つの量があっても同じです。「1人が1時間にする仕事」を1として、全部かけて仕事の量を出し、それを新しい条件の「1日分」でわります。

4人×5時間 の日が 6日1日分=4×5=20 全部で 20×6=1203人×4時間(1日分=12)を何日?120÷12=10日(12 のかたまりが 10こ)1マス=1人が1時間にする仕事
3つの量でも、全部かけて仕事の量を出してから、1日分でわる

中学受験(算数)での使い方

中学受験

例題1(比例の型)

えんぴつ 6 本で 480 円です。同じえんぴつを 15 本買うと何円ですか。

解き方

1本は 480÷6=80480\div6=80(円)。15本は 80×15=120080\times15=1200(円)。

答え 12001200 円

中学受験

例題2(仕事の型)

機械 5 台で 8 時間かかる仕事があります。同じ機械 4 台では何時間かかりますか。

解き方

機械1台が1時間にする仕事を1とすると、全体は 5×8=405\times8=40。

4台では1時間に4できるので、40÷4=1040\div4=10(時間)。

答え 1010 時間

中学受験

例題3(3つの量)

4 人が 1 日 5 時間ずつ働くと 6 日で終わる仕事があります。この仕事を 3 人が 1 日 4 時間ずつ働くと、何日で終わりますか。

解き方

1人が1時間にする仕事を1とすると、全体は 4×5×6=1204\times5\times6=120。

3人が1日4時間で、1日に 3×4=123\times4=12。120÷12=10120\div12=10(日)。

答え 1010 日

よくある間違い

腕でバツを作る合格先生

合格先生

仕事の問題を比例のように解いてはだめだ。まず全部かけて仕事の量を出してから、1日分でわるんだぞ。

  • 仕事の型を比例と思う:人数や台数がふえると、かかる日数や時間はへる。「5台で8時間なら4台で 8×4÷5」のようにしない。
  • 1あたりを出さずに、わる順番を逆にする:「1本あたり」は 480÷6。6÷480 ではない。
  • 3つの量のうち1つをかけ忘れる:1日の時間も仕事の量に入れる。

練習問題

体で丸を作る合格先生

合格先生

まず1あたりにもどす。これで解けるぞ。

  1. 中学受験 ノート 4 冊で 600 円です。同じノート 10 冊では何円?
    答えと解説を見る1冊 600÷4=150600\div4=150 円。150×10=1500150\times10=1500。答え 15001500 円
  2. 中学受験 6 人で 15 日かかる仕事を、10 人ですると何日かかりますか。
    答えと解説を見る仕事の量 6×15=906\times15=90。90÷10=990\div10=9。答え 99 日
  3. 中学受験 トラック 5 台が 1 日 3 回ずつ運ぶと 8 日で終わる土を、トラック 4 台が 1 日 5 回ずつ運ぶと何日で終わりますか。
    答えと解説を見る全体 5×3×8=1205\times3\times8=120 回分。1日に 4×5=204\times5=20 回分。120÷20=6120\div20=6。答え 66 日

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よくある質問

帰一算とは?

いくつ分でいくらという関係から、いったん1つあたりの量にもどして、ほかの場合の量を求める特殊算です。

帰一算の解き方は?

全体をいくつ分でわって1あたりを出し、求めたい数をかけます。仕事の問題では人数×日数などで仕事の量を出し、新しい条件の1日分でわります。

帰一算と仕事算のちがいは?

帰一算は1人が1日にする仕事を1とおいて人数や日数をかけます。仕事算は全体の仕事を1や最小公倍数とおいて、1日分の割合を考えます。

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出典・参考

    最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦