条件整理・推理の解き方と公式|リーグ戦の試合数 n×(n−1)÷2・勝ち数の合計・うそつき問題の考え方と例題【中学受験】

条件整理・推理の解き方と公式|リーグ戦の試合数 n×(n−1)÷2・勝ち数の合計・うそつき問題の考え方と例題【中学受験】

合格大作戦 算数・数学公式辞典 › 場合の数・確率

中学受験

リーグ戦の試合数=n×(n−1)÷2\text{リーグ戦の試合数}=n\times(n-1)\div2

引き分けがなければ、勝ち数の合計=負け数の合計=試合数

この公式のポイント

  • 条件は表に書いて整理する
  • リーグ戦の試合数=n×(n−1)÷2
  • 引き分けなし → 勝ち数の合計=試合数
  • うそつき → 仮定して矛盾をさがす
うかるくん

うかるくん

5チームの総当たり戦って、5×4=20試合じゃないの?

合格先生

合格先生

AとBの試合を、AからもBからも数えているんだ。同じ試合を2回数えたから、2でわって10試合だ。

条件整理・推理の解き方

「だれが何位か」「どのチームが何勝したか」「うそをついているのはだれか」を、いくつかの条件から決める問題が条件整理・推理です。頭の中だけで考えず、表に書いて整理するのがいちばんのコツです。

条件整理・推理の道具

  • リーグ戦(総当たり戦)の試合数:nn チームなら n×(n−1)÷2n\times(n-1)\div2 試合
  • 引き分けがないとき:勝ち数の合計=負け数の合計=試合数
  • うそつき問題:1人ずつ「この人が○○なら」と仮定し、条件に合わない(矛盾する)ものを消す。反対のことを言う2人がいたら、どちらか一方は必ずうそ
  • 順位・位置の問題:たしかな条件(「Eは3位」など)から先に表に入れ、残りは場合分け
ABCDE勝ちA×○○○3B○×○○3C×○○×2D×××○1E××○×1右上の青いマスが試合の数:4+3+2+1=101試合で ○ が1つ、× が1つ → 勝ち数の合計=10(例題1の結果の一例。左下は右上の○×を入れかえたもの)
リーグ戦は対戦表で整理する。1試合ごとに○と×が1つずつ

なぜ試合数は n×(n−1)÷2 なのか

5チームのリーグ戦では、どのチームも自分以外の4チームと1回ずつ試合をします。5×4=205\times4=20 と数えると、「AとBの試合」を A から見て1回、B から見てもう1回、と同じ試合を2回数えています。だから2でわって 5×4÷2=105\times4\div2=10 試合です。チームを五角形の頂点にして、2チームを線で結ぶと、線(辺と対角線)がちょうど10本あります。

ABCDE線1本 = 1試合辺 5本+対角線 5本1チームから 4本ずつ5×4=20 は、1本を両はしで2回数えている5×4÷2=10試合
線1本が1試合。1チームから4本ずつ出るが、1本を2回数えている

対戦表で見ると、ななめの線(自分どうし)より右上のマスが1試合ずつに対応します。右上のマスは 4+3+2+1=104+3+2+1=10 個で、これは三角数です。また、引き分けがなければ1試合で勝つチームが1つ、負けるチームが1つなので、全チームの勝ち数を足すと試合数と同じになります。

うそつき問題は「仮定して矛盾をさがす」

「1人だけうそ」のような問題は、答えの候補を1つずつ仮定して、発言が本当(○)かうそ(×)かを表にします。うその数が条件どおりになる候補だけが残ります。発言どうしが反対のことを言っていれば(「Bはうそつき」と言う人と B)、その2人のうち一方は必ずうそなので、残りの人は全員本当と分かり、早く解けます。

割ったのが→Aなら××○○うそ2Bなら○×○○うそ1Cなら×××○うそ3Dなら×○○×うそ2A「Bが割った」B「Dが割った」C「わたしではない」D「Bはうそつき」「1人だけうそ」→ 犯人を1人ずつ仮定して数えるうそが1つになるのは「Bなら」だけ → 割ったのは B
犯人を1人ずつ仮定して、発言の○×とうその数を表にする(例題2)

中学受験(算数)での使い方

中学受験

例題1(リーグ戦)

A, B, C, D, E の5チームがリーグ戦(総当たり戦)をしました。引き分けはありません。A と B は3勝、C は2勝で、D と E の勝ち数は同じでした。D は何勝しましたか。

解き方

試合数は 5×4÷2=105\times4\div2=10。引き分けがないので、勝ち数の合計も10。

D と E の勝ち数の合計は 10−(3+3+2)=210-(3+3+2)=2。同じ数なので、D は 2÷2=12\div2=1 勝。

答え 1勝

中学受験

例題2(うそつき)

A, B, C, D の4人のうち1人が花びんを割りました。A「割ったのは B です」、B「割ったのは D です」、C「わたしではありません」、D「B はうそをついています」。4人のうち1人だけがうそをついています。割ったのはだれですか。

解き方

B と D は反対のことを言っているので、どちらか一方がうそ。うそつきは1人だけなので、A と C は本当。A の発言から、割ったのは B。

確かめ:B が割ったなら、B の発言だけがうそで、D の「B はうそ」は本当。うそは1人で条件に合う(上の表)。

答え B

中学受験

例題3(順位)

A, B, C, D, E の5人が走り、同じ順位の人はいませんでした。「E は3位」「C は D のすぐ後にゴールした」「A は B より先にゴールした」「B は最下位ではない」。5人の順位を答えなさい。

解き方

D と C は続けてゴールしたので、3位の E をはさまないように、D・C は(1位・2位)か(4位・5位)。

D・C が1位・2位なら、A・B は4位・5位で、A が先なので B が5位(最下位)になり、条件に合わない。だから D は4位、C は5位、A は1位、B は2位。

答え 1位 A、2位 B、3位 E、4位 D、5位 C

よくある間違い

腕でバツを作る合格先生

合格先生

引き分けがなければ、勝ち数の合計は試合数と同じだ。チーム数をかけてはだめだぞ。

  • 試合数を n×(n−1)n\times(n-1) のままにする:同じ試合を2回数えている。最後に2でわる。
  • 勝ち数の合計をチーム数×試合数と考える:引き分けがなければ、勝ち数の合計は試合数と同じ。
  • 1つの候補で合ったら、ほかを確かめない:答えが1つに決まるか、残りの候補も表で確かめる。

練習問題

ひらめいたうかるくん

うかるくん

表に○と×を書きこんで整理するぞ!

  1. 中学受験 6チームでリーグ戦(総当たり戦)をすると、全部で何試合ですか。
    答えと解説を見る6×5÷2=156\times5\div2=15。答え 15試合
  2. 中学受験 A, B, C, D の4人のうち1人が1位でした。A「わたしは1位ではない」、B「C が1位だ」、C「D が1位だ」、D「C はうそをついている」。1人だけがうそをついているとき、1位はだれですか。
    答えと解説を見るC と D は反対のことを言うので一方がうそ。だから A と B は本当で、B の発言から1位は C。確かめ:C が1位なら、うそは C だけ。答え C
  3. 中学受験 5チームのリーグ戦(引き分けなし)で、A は4勝、B は3勝、C, D, E の勝ち数はみな同じでした。C は何勝ですか。
    答えと解説を見る試合数 5×4÷2=105\times4\div2=10。C, D, E の合計は 10−4−3=310-4-3=3 なので、C は1勝。答え 1勝

関連する公式

よくある質問

リーグ戦(総当たり戦)の試合数の公式は?

nチームなら n×(n−1)÷2 試合です。どのチームも (n−1) 試合しますが、1試合を2チームから2回数えるので2でわります。

リーグ戦で勝ち数の合計はどうなりますか?

引き分けがなければ、1試合で勝ちが1つ出るので、勝ち数の合計は試合数と同じです。

うそつき問題の解き方は?

答えの候補を1つずつ仮定し、発言が本当かうそかを表にして、うその数が条件に合うものを選びます。反対のことを言う2人がいれば、一方は必ずうそです。

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出典・参考

    最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦