この公式のポイント
- 平方根の大小は2乗してくらべる
- 平方数ではさむ: →
- 小数部分=もとの数-整数部分(式で書く)
- ひき算は不等号の向きに注意( の整数部分は 3)
うかるくん
の小数部分って、0.645… と書けばいいんじゃないの?
合格先生
だから 。小数部分は「もとの数-整数部分」で と式で書く。そのほうが計算に使えるぞ。
平方根の大小と整数部分・小数部分
大小と整数部分のきまり
大小(): のとき、。2乗してくらべる。
整数部分: となる整数 をさがすと、 なので、 の整数部分は 。
小数部分:(もとの数)-(整数部分)。 の小数部分は 。
証明
なら
と の差に、正の数 をかけると、和と差の積で
なら右辺は正。 は正なので、 も正、つまり です。逆に なら です。
図で見ると、面積が大きい正方形ほど1辺も長いということです。面積 7 の正方形の1辺が なので、面積 4 と 9 の正方形とくらべて とわかります。
整数部分と小数部分
の各辺は正なので、上のきまりで をとると 。 は 以上 未満なので、整数部分は 、残り が小数部分です()。
小数部分は「0.645…」のように小数で書かず、 のように式で表します。こうすると、小数部分を使った式の値が計算できます(例題2)。
高校受験(中学3年)での使い方
平方根は中学3年で学びます。大小・整数部分・「 が〜になる自然数 」の問題は、どれも2乗して平方数(1、4、9、16、25、…)とくらべるのが基本です。
例題1(整数部分と小数部分)
解き方
なので 。整数部分は 2、小数部分は 。
2乗すると 、、。。
答え 整数部分 、小数部分 。
例題2(小数部分を使う式)
解き方
。。
( の両辺を2乗して としてもよい)
答え
例題3(整数部分が決まる n)
解き方
を2乗して 。 の9個。
答え 個
例題4(ひき算の整数部分)
解き方
なので、、各辺に5をたして 。整数部分は 3。
小数部分は 。
答え 整数部分 、小数部分
よくある間違い

合格先生
の整数部分を 4 にしてはだめだ。ひくと不等号の向きが変わる。 だから 3 だぞ。
- 小数部分を や と書く:小数部分は「もとの数-整数部分」。 と式で書く。
- の整数部分を とする:ひくと不等号の向きが変わる。 なので整数部分は 3。
- 係数のついた をそのままくらべる: と は、2乗するか 、 に直してからくらべる。
練習問題

サクラちゃん
平方数ではさめば、すぐわかるね!
- 高校受験 、、 を小さい順に並べなさい。
答えと解説を見る
2乗すると 12、18、15。答え - 高校受験 の整数部分と小数部分を求めなさい。
答えと解説を見る
より 。整数部分 2、小数部分 - 高校受験 の小数部分を とするとき、 の値は?
答えと解説を見る
より整数部分は 7、。。。答え
関連する公式
- 平方根の計算
- 有理数・無理数と循環小数
- 乗法公式(和と差の積)
- ガウス記号(整数部分を表す記号)
- 三平方の定理
よくある質問
平方根の大小はどうやってくらべますか?
それぞれを2乗してくらべます。正の数では、2乗が大きいほうが元の数も大きいからです。
√7 の整数部分と小数部分は?
4<7<9 なので 2<√7<3。整数部分は 2、小数部分は √7−2 です。
小数部分はなぜ √7−2 のように書くのですか?
√7 は終わりのない小数なので、小数では正確に書けません。式で書くと、小数部分を使った式の値を正確に計算できます。
平方根の整数部分は何年生で習いますか?
平方根は中学3年生で学び、大小や整数部分の問題もそこで扱います。
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出典・参考
- 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)」数学 第3学年(平方根)
最終更新:2026年10月11日/作成:大学受験合格大作戦


