2027年度(令和9年度)の大学入学共通テストは、新課程入試が完全に定着する「真の勝負の年」です。2025年・2026年度に実施された浪人生向けの経過措置は原則として終了し、全受験生が同一の新課程ルールで競い合います。

本ページでは、2027年受験生が絶対に知っておくべき「オンライン出願の全貌」「厳格化された当日ルール」「科目別の新傾向と対策」を徹底解説します。

【最速確認】2027年(令和9年)共通テスト本試験日程
2027年1月16日(土)・1月17日(日)

第1章:2027年度「完全オンライン出願」の全貌

2027年度入試では、これまでの「紙の願書」による申請は過去のものとなり、出願手続きが完全にデジタル化されています。学校側がすべて代行してくれるわけではないため、受験生自身の主体的な行動が不可欠です。

1. 出願サイトでのマイページ作成(7月〜10月)

まず、大学入試センターの専用サイトにアクセスし、個人のマイページを開設します。ここでスマートフォンのカメラ等で撮影したデジタル顔写真を登録します。この写真は試験当日の本人確認や、最終的な合格通知まで使用される重要なものです。

2. 検定料のオンライン決済(9月下旬〜)

検定料(3教科以上は18,800円※成績通知込の場合など)の支払いは、クレジットカード、コンビニ、Pay-easyなどで行います。銀行窓口で振込用紙を使う必要はありませんが、支払い期限を1分でも過ぎると出願が受理されないため、細心の注意が必要です。

3. 受験票は「自分で印刷」

2027年度も、受験票は郵送されません。12月中旬にマイページからPDFをダウンロードし、各自でA4用紙に印刷して持参します。カラー・白黒どちらでも構いませんが、不鮮明な印刷は当日トラブルの元になります。

第2章:試験当日の絶対ルールと持ち物(知らなきゃ失格!?)

不正行為への対策が強化された結果、試験会場でのルールはかつてないほど厳格です。無意識の行動が「全科目無効」を招く恐れがあります。

1. 「顔写真付き身分証明書」の持参必須化

受験票が自己印刷になったことで、本人確認の信頼性を担保するため、顔写真付きの公的身分証明書(学生証、マイナンバーカード、免許証等)の提示が必須となりました。スマホの画面提示は認められません。忘れた場合は受験できない可能性があるため、前日までに必ず財布に入れておきましょう。

2. SNS投稿に対する「厳罰化」

試験終了後であっても、問題冊子の画像をSNS(X, Instagram, TikTok等)にアップロードする行為は厳禁です。これは著作権侵害に当たるだけでなく、試験開始時間を繰り下げている別会場の受験生へ解答を流布するリスクを防ぐためです。発覚した場合、不正行為として成績が全て取り消される可能性があります。

3. 電子機器の扱い

スマートフォンやウェアラブル端末は、電源を切ってカバンにしまう必要があります。「手に持っている」「机の上に置いている」だけで不正行為とみなされます。アラーム解除も忘れずに行ってください。

第3章:時間割と科目別「激変ポイント」完全網羅

新課程の共通テストは、試験時間の延長と新科目の追加により、2日間で総計10時間以上に及ぶ「過酷なスタミナ戦」です。

【第1日】文系科目:読解量との戦い

科目 時間 注目すべき変更点・対策
国語 90分 10分延長。第3問に図表や実用的文章(レポート等)が追加。「速読」ではなく「情報の取捨選択」が鍵。
地歴・公民 最大130分 『地理総合、地理探究』等の新名称に。科目の組み合わせ制限が非常に複雑化しているため、事前の確認が必須。
英語 140分 リスニングの「1回読み」問題が増加傾向。ネイティブスピードへの耳の慣らしが合格ライン。

【第2日】理系科目・情報:夕方の集中力が合否を分ける

2日目は、理系志望者にとっての難関が午後に集中します。

  • 数学I・A:「整数の性質」が消え、全問必答に。苦手分野を作ることが許されないセットです。
  • 数学II・B・C:70分に延長。ベクトルが数Cに移行し、選択問題の幅が広がりました。計算量の少ない「統計的な推測」を戦略的に選ぶ受験生が増えています。
  • 情報I(17:50〜18:50):2日間の大トリです。国立大学では配点が大きく、特に2027年度からは北海道大学や香川大学など、配点化を強める大学が続出します。擬似言語(共通テスト専用記法)に慣れるための専用対策を11月までに完了させましょう。

第4章:合否を分ける!「出願・自己採点・2次試験」の戦略

1. 運命を決める「自己採点の精度」

共通テストの成績が届くのは4月です。つまり、国公立大学への出願は自分の自己採点結果のみを信じて行うことになります。模試の段階から、問題冊子に自分の解答を正確にメモする訓練を徹底してください。1点の転記ミスが出願先の間違えに直結します。

2. 国公立大2次試験(分離分割方式)

前期日程(2月25日〜)は募集人員が多く、第一志望に挑むメインステージです。一方で、後期日程(3月12日〜)は「情報I」を含む新課程の適応が問われる小論文や面接が増える傾向にあります。最後まで諦めないスタミナが求められます。

3. 私立大学の「共通テスト利用入試」

2027年度は、私立大学でも「情報I」を入試科目に採用する動きが加速します。共通テストのみで合否が決まる「単独型」を利用すれば、受験費用と移動時間を大幅に節約できますが、ボーダーラインは非常に高くなります。


合格大作戦からのメッセージ:2027年受験生へ

共通テストは「知っているか」を問う試験から、「与えられた膨大な資料から、いかに素早く正解を抽出するか」を問う試験へと変貌を遂げました。

この過酷な2日間を制するのは、単なる秀才ではなく、徹底的に「形式」に慣れ、体力を温存しながら最後まで解ききる戦略を持った受験生です。本サイトの対策記事を読み込み、万全の態勢で1月16日を迎えてください!

【合格への最短ルート】具体的な勉強法はこちら

【深掘り】2027年合格を確実にする科目別「月別」対策スケジュール

合格大作戦流の必勝ロードマップを公開します。2027年度の新課程入試を勝ち抜くには、以下のタイミングで学習を切り替える必要があります。

1. 春〜夏:基礎の徹底と「情報I」の概念把握

【目標】全教科の教科書レベルを完璧にする

2027年度受験生の最大の罠は、共通テストの形式(マーク式)ばかりを気にして、記述レベルの基礎を疎かにすることです。特に数学II・B・Cは、範囲が広がった分、各項目の繋がりを理解していないと夏以降の演習で詰みます。情報は、この時期に「プログラミング的思考」の基礎だけは理解しておきましょう。

2. 秋(9月〜11月):2次試験対策と共通テスト形式の融合

【目標】思考力を問う「新傾向問題」に慣れる

共通テストの国語(90分)や英語(リーディング)は、もはや知識の量ではなく「処理スピード」の試験です。10月からは、過去問だけでなく、各予備校が作成する「予想問題集」を積極的に解き、新課程特有の図表読解に慣れてください。特に、数学Cの「ベクトル」と「複素数平面」の選択判断はこの時期に固めます。

3. 直前期(12月〜1月):スタミナとメンタルの調整

【目標】本番と同じ時間割で「10時間戦える体」を作る

2日目の最後に「情報I」がある時間割は、想像以上に過酷です。12月の土日を使って、本番と全く同じ時間割で模試や過去問を解く「セルフ模試」を最低3回は実施してください。夕方の疲れ果てた状態で、擬似言語の複雑なループ処理をミスなく読み解く集中力を養います。

2027年度から変わる!「情報I」配点化大学の最新動向

2025年・2026年入試では「情報の配点をゼロにする」または「低く抑える」という激変緩和措置をとっていた大学も、2027年度入試(令和9年度)からは本格的な配点へとシフトします。以下の大学を志望する受験生は、情報の1点が合否を分けることを自覚しましょう。

  • 北海道大学:導入当初の「加点方式」から、他教科と同等の比率での配点化へ移行(予定)。
  • 東京大学:全受験生に「情報I」を課し、共通テスト1000点満点(圧縮後110点相当)の中にしっかりと組み込まれます。
  • 香川大学・徳島大学などの地方国立大:「情報」を200点満点(圧縮なし)で採用する学部が多く、文系・理系問わず逆転現象が起きやすい配点構造になっています。

【共通テスト】2027年受験生向け「ニッチな疑問」への回答

Q:2027年の共通テストで、スマホの「モバイル学生証」は身分証明書になりますか?
A:いいえ、認められません。試験当日は「物理的なカード形式」の身分証明書が必要です。スマホ自体の持ち込みが制限されているため、画面提示は不正行為を疑われる原因にもなります。必ずプラスチックカードの生徒証やマイナンバーカードを持参してください。
Q:数学BCで「統計的な推測」を選ばない場合、不利になりますか?
A:不利にはなりませんが、戦略としては損をする可能性があります。「統計的な推測」は計算手順がパターン化されており、ベクトルや複素数平面に比べて短時間で満点を狙いやすいのが特徴です。文系受験生ほど、あえて統計を選択肢に入れることで時間を捻出する戦略が有効です。
Q:オンライン出願で使う顔写真は自撮りでも大丈夫ですか?
A:はい、可能です。ただし「背景が無地(白や薄い水色)」「正面を向いている」「帽子やサングラスなし」など、パスポート基準の厳しい条件があります。不備があると再提出を求められ、出願が遅れるリスクがあるため、なるべく証明写真アプリ等を使用し、適切なライティング下で撮影したデータを使用しましょう。

共通テスト対策 FAQ(よくある質問)

Q. 2027年共通テストの日程はいつですか?
A. 2027年1月16日(土)と17日(日)に実施されます。両日とも9時30分開始。
Q. 浪人生(既卒生)への経過措置はありますか?
A. 2027年度(令和9年度)入試では、2025年度に行われたような旧課程履修者向けの経過措置は原則として終了します。新課程の内容で受験することになるため注意が必要です。
Q. 「情報I」はどの大学で必要ですか?
A. 国立大学の多くが原則必須としています。配点比率は大学により異なるため、募集要項の確認が不可欠です。

共通テストの最新ニュースや科目別対策については、以下の記事一覧も参考にしてください。

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(2027年1月16日(土)までの残り時間です。)
2027年(令和9年)共通テスト実施期日 令和9年1月16日(土)、17日(日)

大学入学共通テストについて

大学受験合格大作戦では大学入学共通テストを省略して「共通テスト」と記載しています。

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