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『現代文の記述ができませんどうしたらいいですか? 書くポイントをおさえられないことが多いのですがこれはたくさん問題をといたらできるようになるのでしょうか?』

というご質問を頂きました。

大学受験合格大作戦のブログ記事上で回答させていただきます。

現代文の記述問題への対策・勉強法

現代文ができるようになるには、

① 語彙力
② 文法力
③ 論理的思考力(読解力)
④ 論理的記述力

が必要です。

① の語彙力について
漢字・慣用表現・熟語・ことわざ 等の日本語の言葉に対する知識です。
これは多ければ多いほど良いです。頑張って覚えて下さい。
現代文でよく使われる用語の意味もなるべく多く覚えましょう。
語学ですので、語彙が少なければ読めません。知らない言葉があれば辞書を引いて
調べましょう。ある程度の語彙力がつけば、知らない言葉に出会っても前後の文脈から
言葉の意味を予測できるようにもなります。

② の文法力について
日本語を母語として育って来た人なら自然と身についていることでしょうが、
文章の構造や、文と文の関係を正しく掴むためには必須の力です。
なかでも、修飾・被修飾の関係や接続詞の意味・用法は知っておかなければ
なりません。

③ の論理的思考力(読解力)について
論理的思考力(読解力)などと大仰に書いていますが、結局は文章に書いてある意味内容
を書いてある通りに読み取る力のことです。日本人ならば、日本語で書いてあれば読むこ
とは出来るはずですが、ただ字面を追うだけでなく文の修飾・被修飾の関係を正しく把握
し、内容を理解できないと読み取ったことにはなりません。語彙力や文法力がものをいいます。
例えば、日本語には主語・述語の関係が大きく分けて3パターンありますが意外にも
それらを正しく理解し使えない人が多いことに驚きます。
日本語の主語・述語の関係は、
Ⅰ ~~(主語)は・が、・・・・・(述語)だ。・・・は形容詞や形容動詞など
Ⅱ ~~(主語)は・が、・・・・・(述語)だ。・・・は名詞。
Ⅲ ~~(主語)は・が、・・・・・(述語)する。・・・は動詞。

の3パターンが基本です。小学生の低学年で習うので中学生や高校生になると習ったことすら
忘れている人もいます。

一文が長く入り組んでいる文の場合は、主語・述語の文の結論の部分をはっきりさせることで
読みやすくなります。
④ の記述力について
記述問題には
・抜き出し問題
・指示語説明問題
・意味説明問題
・理由説明問題
・要約問題
といった形式があります。(これらを複合した問題もあります)

抜き出し問題は本文のどこかに書いてあるわけですから、探すだけのサービス問題とも
言えるでしょう。
要約問題はなかなかに難しいですが、その他の形式の問題は練習すれば必ず上達します。
記述問題で受験生の多くが勘違いしていることは、本文に書いてある言葉を使って書いては
ならないと思っていることです。
意味内容説明問題の傍線部の言葉はもちろん言い換える必要がありますが、それも原則として
本文中にある別の表現を使って言い換えるのです。

現代文とはどんな科目か

現代文とくに受験問題として課される現代文とはどんな科目でしょうか。
その答えは、現代文の問題の最初に必ず書かれている、
「次の文章を読んで次の問題に答えなさい。」という言葉に端的に表れています。

現代文の問題の解答は、あくまでその文章から読み取れる範囲で作ればよいということです。

現代文の問題はその文章の筆者が設問を作っている訳ではありません。
現代文は問題の作成者が意図した通りに答えることが要求されている科目なのです。
実際、問題の題材となった文章の筆者にその問題の設問について尋ねてみると、筆者は
「自分はそんなつもりでこう書いたのではないのですが・・・。」と答えたという実話
もあります。
試験として課される以上、現代文の解答にも何故その答えになるのか、という
客観的根拠が必要です。その根拠は必ず文章中にあります(なければ只の悪問です)。

つまり、現代文の問題を解く際に必要なことは
文章の内容と設問の意図を正しく読み取り、文中に根拠を求めて答えること」です。

具体的な勉強の仕方

・語彙を増やす勉強を継続的に行う
・文章問題を解くにあたり、本文を読む前に設問文をざっと読み、何が問われるのか
を大まかに把握した上で本文を読み始める。
・問題の本文を読む際は、指示語とその指示語がさす部分、接続詞、筆者が強く主張している
部分(自分が大事だと思った部分)にラインを引きながら読みすすめる。
・設問にこたえる際は、必ず自分なりに根拠を持ってこたえる。(仮に間違っていてもよい)
・記述問題はあまりわからなくても、とにかく書いてみる。書いてみないと上達しません。
ある日突然書けるようになるなんてことはありません。
・答え合わせをする際に、解説にある答えの根拠を読み、自分が考えていたものとの違いを
分析する。
・出来の悪かった(内容があまり理解できなかった)文章・問題については、本文を理解できるまで反復して繰り返し読む。現代文は反復復習しても意味がないなどと考えている受験生もいるようですがそんなことはありません。繰り返し読むことで気付けるようになることも沢山あります。

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