本日は東京大学の後期試験日です。

昨夜には「5年後を目処に東大でも推薦入試(まずは後期試験)を導入!」というニュースが流れました。

 

東大の後期試験は「総合科目」で実施され科類の区別なく受験します。

ちょっと特殊な問題なのですが「特殊な問題ほど対策」が立て易く実は狙いどころだったりします。

 

推薦入学が導入すると試験対策は「学校の内申点」と「面接対策」などになって面白みがなくなります。

まだ先の話ですがどのような入試方法になるのか気になるところですね。

 

東大の後期試験の最後の科目「総合科目Ⅰ」が終了するのは本日(3月13日)18時です。

泣いても笑っても今年の東大入試はあと数時間で終了です。頑張れ受験生!

 

 

 

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コメント一覧
  1. 東大の前期で合格した生徒と、後期で合格した生徒の、大学入学後四年間での成績というか伸び(のデータ)はどうなんでしょうか?大学側はデータを取っている筈ですが、公開はしませんよね当然。前期合格者と後期合格者との能力の違いが見られないのなら、後期募集の廃止はないでしょうが、圧倒的に前期合格者の方が優秀となれば、いずれ後期募集はなくなるのが自然でしょう。
    ペーパーテスト(センター+二次)の成績だけでは多様な生徒が取れないというなら、ハーバード大などの入試を参考にするのはどうでしょうか?今までそういう話が出たことはないのでしょうか?

  2. >躁介さん
    後期で東大に合格した人はどこかしらの前期試験を落ちているわけです。東大入学後再受験して医学部に行きなおす人もいます。前期試験で第一志望で東大に合格した人と違い後期で合格した人には仮面浪人をしている人もいますので成績は平均すると悪いでしょう。
    私自身は東大の後期試験は必要ないと思っています。
    多様な生徒を取れないことも問題ですがまずは東大に入学してからの教育内容やシステム(進振りの制度自体を含め)を改善するべきだと思います。
    現行の入試を継続しつつ
    「東大生は必ず1年間海外の大学に留学しなければならない」「留学費用は東大(日本国)が全部負担する」「その間の単位は東大の単位として認める」なんて思い切った舵取りができると面白いと思います。
    ハーバード大の入試を取り入れても現行の東大のシステムでは生徒の多様性をつぶしてしまい、グローバル化は難しいのではないでしょうか。

  3. コメント有難うございました。

    >「東大生は必ず1年間海外の大学に留学しなければならない」「留学費用は東大(日本国)が全部負担する」「その間の単位は東大の単位として認める」なんて思い切った舵取りができると面白いと思います。
    ...賛成です。そういう思い切った改革がいつまでもできない保守的なところが残念でなりません。

    >ハーバード大の入試を取り入れても現行の東大のシステムでは生徒の多様性をつぶしてしまい、グローバル化は難しいのではないでしょうか。
    ...東大が率先して「潜在能力の高い生徒の多様性を潰さずに伸ばす」システムを早急に作らないと、日本全体も発展して行かないように思えてなりません。大学入学時点ではハーバードの学生より東大生の学力の方が高い筈なのに、その後の4年間であっと言う間に逆転されているのが現状ですから。東大にできないならせめて京大に思い切った改革を断行して貰いたいものです。

  4. >東大にできないならせめて京大に思い切った改革を断行して貰いたいものです。

    私の脳裏にもチラット同じことがよぎりました。
    ハーバード式の入試で優秀な生徒を集めるためには優秀な生徒が集まってくるブランド力が絶対条件です。
    日本で成功する可能性があるとすれば東大か京大しかありえません。

    しかしながら京大OBとしては、やはり確固たる学力と思考力をもった人物を入学試験で選抜してほしいという思いが強いのです。

    私も保守的な考えなのでしょうね。

    • コメント有難うございました。
      毎年京大に現役で25人前後進学する府立高校(理数科)のトップクラスにいながら、(2006年度入試)前期で不合格になり後期でやっと合格(工学部物理工学科)したA君がいます。
      また、その高校をセンター試験トップ(97%弱)、校内実力考査3位で卒業したB君は同じく工学部物理工学科を2番か3番の成績で余裕で合格し、東大大学院に進学したが大学院で1年留年し就職しました。
      どちらも優秀な学生であるという点で大差ないのかも知れませんが、A君は京大大学院の修士課程も博士課程も順調に進学し現在も研究中のようです。

      何が言いたいのかと言うと、京大学部入試時点での点数差(実力)がかなりあったとしても、その差がその後の4年間~7年間ずっと同じまま続く訳ではない(当然ですが)ということ。大学で更に伸びる(可能性を持った)生徒か否かが(入試時点での得点差より遥かに)重要だと私は思います。

      「確固たる学力と思考力をもった人物を入学試験で選抜」しなければならない点は私も同感ですが、入試での点数が高くても、所謂「受験燃え尽き症候群」に陥って「京大までの人」になってしまう余裕のない学生より、入試での点数が少々低くても「京大からの人、京大を踏み台にして更に伸びる人」の方が京大生に相応しいという思いも一方であります。

      そういう優れた潜在能力を持った学生を新たな推薦入試システムで見極められるのかどうか?にかかっていると思います。100年以上続いてきた点を考えると、現状の一発入試システムの方が万人に公平な制度であることは確かですけどね。

      ※因みに息子が京大OBで、高校卒業時の成績はA君とB君の間でした。京大も成績では上位で合格しましたが、その後挫折してしまいました。
      「学部~修士課程~博士課程」の最後まで進んだのが(高校卒業時点で一番下だった)A君だったというのが、何とも皮肉に思えてなりません。
      今までの入試では合格できないライン上にいるが、A君タイプの学生を推薦入試で選別することが本当にできるのかどうか?極めて難しいと思いますが、何事もやってみる価値はあるのかな?とも思います。10年位続けてみて成果があまり出なければ廃止すればいいだけのことですから。

  5. 確かに入学時点の学力だけではその後の成長率はわかりません。自分で考えて勉強してきた人間は大学に入ってからもどんどん成長します。人にやらされて勉強してきた人間は大学に入ってから「自分で考えて勉強できる」ようにならなければ成長できません。
    可能性でいえば東大・京大に合格している時点で「大学で伸びる可能性」はあります。
    あとは本人の意識と大学の教育方法でしょう。

    センター試験97%で合格したB君は「研究者になるより社会に出る道」を選んだだけかもしれません。博士課程修了まで歩むことが必ずしも正解とはかぎりませんよ。(正解は人それぞれです)

    >10年位続けてみて成果があまり出なければ廃止すればいいだけのことですから。
    10年つづけて駄目だったらもはや京大が京大でなくなってしまう可能性もあります。慎重に検討する必要がありますね。

    (※あまり具体的な内容になってしまうと個人が特定されてしまいますので具体的過ぎる内容は控えましょう。)

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